三重県の農業者
いなべ市北勢町で水稲18ヘクタール・小麦10ヘクタール・大豆8ヘクタール・そば2ヘクタールを栽培する岡田康平さん(29)。農業を営む祖父を見て育ち、幼い頃から「農機具の展示会に行きたい」と両親にせがむほど、農業に興味を抱いていた。
農業大学校を卒業後就農して7年目で、現在は収量向上のために土壌改良などに注力している。
地元農家からほ場の委託を受けながら面積を拡大してきた岡田さんは、地域との信頼関係が自身の農業の基盤になると考えており、「同世代の仲間と切磋琢磨して農業を盛り上げ、地域に還元していきたい」と力強く話す。
今後は法人化も視野に入れるなど、精力的に営農に尽力し地域を代表する生産者を目指す。
農業大学校を卒業後就農して7年目で、現在は収量向上のために土壌改良などに注力している。
地元農家からほ場の委託を受けながら面積を拡大してきた岡田さんは、地域との信頼関係が自身の農業の基盤になると考えており、「同世代の仲間と切磋琢磨して農業を盛り上げ、地域に還元していきたい」と力強く話す。
今後は法人化も視野に入れるなど、精力的に営農に尽力し地域を代表する生産者を目指す。
松阪市大平尾町で農業を営む小林宏基さん(29)は就農して3年目。妻の沙紀さんと共に、産直をメインに少量多品目でレタスやダイコン、カブ、ホウレンソウなどを栽培する他、JAの共選に、なばなやモロヘイヤ、オクラなどを出荷している。
地元で増える耕作放棄地を何とかしたいと大学時代に就農を決意。卒業後に、津市で農業を営む中川昌治さんのもとで4年間研修し、2016年に独立した。
小林さんは、産直での売り方を常に意識して作付けをする。出荷時期をずらす、他の人が出荷していないものに取り組むなど、さまざまな工夫を凝らす。また、個人レストランと契約栽培も行うなど挑戦は尽きない。
小林さんの10年後の目標は「地域を守る担い手」になること。「離農が進む中、これ以上耕作放棄地を広げないように保っていきたい。まだまだこれからです。」と思いを語る。
地元で増える耕作放棄地を何とかしたいと大学時代に就農を決意。卒業後に、津市で農業を営む中川昌治さんのもとで4年間研修し、2016年に独立した。
小林さんは、産直での売り方を常に意識して作付けをする。出荷時期をずらす、他の人が出荷していないものに取り組むなど、さまざまな工夫を凝らす。また、個人レストランと契約栽培も行うなど挑戦は尽きない。
小林さんの10年後の目標は「地域を守る担い手」になること。「離農が進む中、これ以上耕作放棄地を広げないように保っていきたい。まだまだこれからです。」と思いを語る。
「イチゴ栽培に魅せられて情熱を注いでいる」と話すのは、多気町で就農1年目の千鳥智昭(32)さん。10アールのハウスでイチゴ「章姫」を栽培している。就農前に8年間、観光イチゴ農園で接客をしながら知識や技術を少しずつ習得してきた。「1人でイチゴを育ててみたい。もっと幅広く農業を知りたい」と就農を思い立った。
就農後は全て1人で対応しなければならないため、計画と準備をしっかり行い、日々気配りを心掛けている。疑問や気づきは、JA多気郡営農指導員に伝え、アドバイスを受け作業に臨む。
千鳥さんは、「他の産地に負けない美味しいイチゴを栽培し多くの消費者に届けたい。そして、地域農業に関心を持つ次世代へ就農を促していきたい。」と意気込む。
就農後は全て1人で対応しなければならないため、計画と準備をしっかり行い、日々気配りを心掛けている。疑問や気づきは、JA多気郡営農指導員に伝え、アドバイスを受け作業に臨む。
千鳥さんは、「他の産地に負けない美味しいイチゴを栽培し多くの消費者に届けたい。そして、地域農業に関心を持つ次世代へ就農を促していきたい。」と意気込む。
志摩市の牧谷拓さん(30)は、農業を営む両親のもと20歳で就農。現在は14アールのミニトマト栽培と2018年から始めたJAの水稲育苗施設を利用したキュウリ栽培を行う。
就農3年目にハウスを移転して以降、10アール当たりの収量が伸び悩んだ時期もあった。しかし、生産を見直すためにJAや県が主催する勉強会へ参加して、常に高品質、高収量を目指しながら、統合環境制御技術を学んだ。その結果、ここ数年でようやく成果が出始めた。
「お客さんとの距離が近いのが魅力」と語り、インショップや鳥羽マルシェなどの直売所で販売している。
牧谷さんは自身の10年後について「勉強した生産技術などを取り入れて、この地域で稼げる農業の形を確立し、後進の担い手の育成にも携わっていきたい」と話したうえで「地元の方に支えてもらっているという気持ちも常に忘れず、これからも頑張りたい」と意気込む。
就農3年目にハウスを移転して以降、10アール当たりの収量が伸び悩んだ時期もあった。しかし、生産を見直すためにJAや県が主催する勉強会へ参加して、常に高品質、高収量を目指しながら、統合環境制御技術を学んだ。その結果、ここ数年でようやく成果が出始めた。
「お客さんとの距離が近いのが魅力」と語り、インショップや鳥羽マルシェなどの直売所で販売している。
牧谷さんは自身の10年後について「勉強した生産技術などを取り入れて、この地域で稼げる農業の形を確立し、後進の担い手の育成にも携わっていきたい」と話したうえで「地元の方に支えてもらっているという気持ちも常に忘れず、これからも頑張りたい」と意気込む。
伊賀市の冨田高平さん(36)は「TomiBerryいちご農園」を経営し、32アールのハウスで章姫、かおりの、紅ほっぺ、さちのかの4品種を栽培する。農園での直売や地元の量販店・直売所などへ出荷し、今年の1月4日からはイチゴ狩りもスタートした。
冨田さんは大学卒業後、サラリーマンとして働いていたが、偶然参加した新農業人フェアで同年代の就農者の活き活きした姿に刺激を受け、2014年に三重県農業大学校に入学。2015年にイチゴ農園をオープンさせた。
冨田さんは今後について「イチゴの質や収量の向上を目指し、お客様の期待に応え、ハウスの増設や人材育成など、しっかりとした経営体制を構築していきたい」と意気込む。
冨田さんは大学卒業後、サラリーマンとして働いていたが、偶然参加した新農業人フェアで同年代の就農者の活き活きした姿に刺激を受け、2014年に三重県農業大学校に入学。2015年にイチゴ農園をオープンさせた。
冨田さんは今後について「イチゴの質や収量の向上を目指し、お客様の期待に応え、ハウスの増設や人材育成など、しっかりとした経営体制を構築していきたい」と意気込む。
温暖な気候に恵まれ、年中かんきつ栽培が盛んな御浜町でミカンの栽培に取組む松平昇太さん(31)は就農して7年目。栽培品種は温州ミカンの中で一番早く収穫出来る「味一号」(品種=みえ紀南1号)、極早生温州ミカンを中心に中晩柑類とマイヤーレモンを約100アールの園地で栽培している。
松平さんはかつて大阪で働いていたが、祖父の他界をきっかけに「祖父が残してくれた園地を僕が守りたい。」と帰郷を決めた。ミカン栽培の環境は整っているが知識が無かった。JAの講習会に通い試行錯誤は3年続いた。4年目に入った頃、若手農家の集まりに参加し、情報が集まるようになった。「美味しいミカンを作りたい。」と品質向上の為、全ての極早生温州ミカンをマルチ栽培に変更。
松平さんは「今後は生産量増加にむけて、栽培面積を拡大していきたい。これから設備を導入し省力化にも取組む。品質を向上させていきたい。」と語る。
松平さんはかつて大阪で働いていたが、祖父の他界をきっかけに「祖父が残してくれた園地を僕が守りたい。」と帰郷を決めた。ミカン栽培の環境は整っているが知識が無かった。JAの講習会に通い試行錯誤は3年続いた。4年目に入った頃、若手農家の集まりに参加し、情報が集まるようになった。「美味しいミカンを作りたい。」と品質向上の為、全ての極早生温州ミカンをマルチ栽培に変更。
松平さんは「今後は生産量増加にむけて、栽培面積を拡大していきたい。これから設備を導入し省力化にも取組む。品質を向上させていきたい。」と語る。